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フィルムとフォトシネマ

アカデミカによって「富士フィルムは一味違うな」と思わされた私だが、NATURAを巡る同社のプロモーションもまさに一味違う。このご時勢でフィルムコンパクトカメラを本気で売りにかかっているところも十分凄いが、何よりフィルムカメラのプロモーションでLiFE with Photocinemaとタイアップしているのに驚かされた。普通に考えればLiFEはデジカメをターゲットとしているソフトである。そこを敢えてフィルムスキャンしてPC上でフォトスライドを楽しみましょうと提案しているのだ。

「NATURAサイト情報 フォトシネマを見てみよう」
http://blog.fujifilm.co.jp/natura/archives/2005/03/post_7.html

私自身はフィルム派であり、LiFEユーザーでもあるので、フォトシネマの素材としてのフィルムスキャンの威力は良く知っている。だがまさかフィルムメーカー自身がLiFEとタイアップするとは思ってもみなかった。当のデジタルステージも、フィルムカメラのプロモーションに使われるとは夢にも思っていなかったのではないだろうか。とにかく老舗の大企業らしからぬフットワークの軽さに感心する。ただ、できればナチュラギャラリーのフォトシネマはスタッフが作るのではなく、一般公募でもしてLiFEユーザーに作ってもらった方がいいかもしれない。LiFEでそれなりに見れるものを作るというのは非常に時間のかかることだから。

中には、敢えてフィルムで撮ってわざわざスキャンして、さらにLiFEの低解像度に落としてしまうことに意味の見出せない人もいるかもしれない。だがスキャンしてディスプレイで見るだけでも、フィルムの持つ独特の空気感はきちんと残るものなのである。特にNATURAは何が何でもノンフラッシュ、さらにNPモードで独特の広角ハイキー写真を量産するので、フォトシネマにしてもすぐに違いが分かるであろう。フィルムスキャンによるフォトシネマ、私からもオススメである。(ただしLiFEというソフト自体のデキにはおおいに疑問があるが、それはまた別の話である。)

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