« July 2004 | Main | September 2004 »

T5 スライド無し?

確かにT3のスライドは賛否両論だったけど、自分の用途にはとても合っていたのでちょっと悲しい。

Trackerなどの地図ソフトや写真を見る時はハイレゾの威力は絶大だ。だが、mandal-artを使う時は縮ませた状態で使った方がしっくりくるのだ。ちょっと写真で雰囲気が伝わるか自信が無いのだが、

tidimi.jpg これが縮んだ状態。

nobasi.jpg これがハイレゾ状態。mandal-artはハイレゾ非対応なのでグラフィティエリアは消せないが、消えればいいというものでもないと思う。

うーん、やっぱり写真だと雰囲気が伝わらないかな…。まあとにかく、mandal-artというのはアイデアを出したり考えをまとめたりという結構繊細な作業をするソフトなので、画面の縦横比や画面の中のゴチャゴチャ度が結構気になったりするのだ。ちなみにT3の前はm505を使っていて、グラフィティエリアは絶対に消せなかったわけだが、それは別に気にならなかった。どうしてそういうことになるのか自分でもよく分からないのだけど、おそらくmandal-artを使っている人は皆同じような印象を持つだろうと思う。果たしてスライド無しのT5で、mandal-artは快適に使えるだろうか。「ならZireを買え」と言われそうだが、地図は絶対に外せないので、その時はハイレゾにしたい。こんな自分にはT3のスライドはとても便利だったのだが…。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

GPSPilot Tracker (9) Trackモジュールを使う

始めに、簡単にTrackモジュールの用語を記す。

Track Point…地点情報
Track Mark(Step)…普通のTrackPointより重要な地点情報
Track…いくつかのTrackPointもしくはTrackMarkで構成される線
Track Log…いくつかのTrackのまとまり

例えば登山ルートで言うと、単なる経過地点はTrackPoint、分岐点や水場などの要所となる地点はTrackMarkというように割り当てて使うのだろう。あとでこれらをカシミール等で表示させるとき、TrackPointはアイコン無し、TrackMarkはアイコンありと設定すればすっきりと表示できる。

そして登りルートのTrackを赤色で一本作り、もう一本下りルートのTrackを水色で作る。その二本のTrackをまとめて「なんとか山」という名前の一つのTrackLogとしてセーブする。すると、もし登りルートと下りルートが似たようなところを通っていてもきちんと色で表示分けされるし、登りだけの距離や平均速度も出るし、下りだけのそれも出れば、登りと下りの合計や平均データも表示される。そんな風に使えば便利だろう。

ちなみにTrackPointとTrackMarkの編集画面はPOI画面と良く似ているが、POIデータとこの二つはまったくの別データである。

TrackLogの作成及び選択

loglis.jpgTrackを作成するには、まずそれが所属するTrackLogを作成する必要がある。Log-Listを選んで、新たにTrackLogを作成する(左下のボタン)なり、既存のTrackLogを選ぶなりする。左の図では「日暮里へ」というTrackLogを選択している。

新規作成もしくは既存のTrackLogを選択すると、すぐに元の地図画面に戻る。これで先ほどの「日暮里へ」というTrackLogがアクティブになっているのだが、本当にそうなっているかどうかを確認するには、Log-Detailを選択する。

logdeta.jpgすると左のような図が現れる。トラックログ名が「日暮里へ」という名前になっているのが確認できる。このログの中には既に三つのTrackが作られている。各トラックにはその総距離、合計時間、平均速度と最高速度、ポイント数が記述されている。最初の二つのTrackはGPSを付けずに地図上で作成した為、最高速度800kmとかいう非現実的な数字になっている。

また、各トラックの左側にあるボックスの色が、地図上でのそのトラックの表示色となる。

下段に太字で書かれているのはこのTrackLog内にあるTrackを総合した情報となる。左から説明すると、この三つのTrackの合計距離、合計時間、平均速度(トラック毎のポイント数で按分されている模様)、総ポイント数だ。

そのトラック上をタップする事で、削除、色の変更、他Logへの移動が行える。

左下のチェックマークボタンを押すと元の地図画面に戻る。この状態でLog-Deleteを選ぶと、「日暮里へ」というTrackLogそのものが削除され、中に含まれる各Trackも消える。

Trackの作成方法

現状、トラックを作成するには二種類の方法がある。一つはGPSを接続し、一定時間毎に現在位置を記録する方法。その間隔はOption-Preferenceから「Record」の欄に任意に入力する。記録を開始するにはGPSを接続した状態でLog-Record/Stopを選択するか、もしくはハードボタン1を押す。終了させたい時も同じ動作をすれば止まる。

記録中は、地図画面左下のGPSアイコンが赤く表示され、すぐそれと分かるようになっている。

途中で休憩するなどしてしばらく動かない時はLog-Pause/Resumeをタップする。この間記録は取れない。そしてまた出発し、ちょっとでも動いたなと思ったら、再びPause/Resumeをタップすると、記録が再開される。この時、Pauseする前とした後のポイントはきちんと一本の線でつながり、一つのTrackとして扱われる。

GPSにて記録中に線の色を変えたい場合、Option-Preferenceを起動してTrackの色を変える事ができる。先ほど紹介した変更方法はトラックが出来上がってから変える方法だったが、こちらの方法だとリアルタイムで変更できる。

また、GPS記録中はPDAの電源を切ってしまってもOKで、指定した時間毎に自動的に起動してログを取り続けるらしい。まだ検証していないのだが、もし本当にそのように動作するならかなりバッテリー節約に貢献するだろう。素晴らしい機能だ。

トラックを作成するもう一つの方法は、GPSを接続せず、ひたすら地図の中心点を移動させる。まずスタート地点を真ん中のクロスアイコンに合わせ、Record/Stopを選択する。そこから順に、記録したいポイントをクロスアイコンに合わせて行く。Pause/Resumeも使えるが、もちろんこの場合は意味が無い。終了する時も同様にRecord/Stopを選ぶ。

非常に残念なのは、現時点でcsvファイル等外部ファイルの取り込みに対応していないことだ。パソコン側で作成したルートが読み込めれば、Tracker上に地図などなくとも、未踏破のTrackを正確に表示できるようになる。現状ではTradker上に表示された地図をなぞるか、もしくは実際にGPSで記録するしかないのだから、これでは未知のTrackを地図無しで表示する事はできない。これについてはソフトメーカーもなるべく早く対応するとアナウンスしているので、対応を待ちたいところだ。

※5.6でルートのインポートに対応済み

Trackの編集

Trackの編集のうち、削除と所属log変更と表示色変更に付いては既に触れた。それ以外にできるのはTrackPointの位置変更と削除だけだ。

TrackPointの上をタップすると、その地点が作成された日時が表示されるので、それをタップする。するとPOI画面とおなじみのEditとDelボタンが出てくるので、あとはPOI編集と同様に操作すれば良い。位置を変えたければ経度緯度を入力し、削除したければDelボタンを押す。(ただししつこいようだが、TrackPoint/MarkとPOIデータは関係がない)

また、TrackPointの名称を変更したり、経度緯度情報を変更したりすると、それは自動的にTrackMarkとなり、TrackPointより少し大きな四角で表示される。経度緯度情報が変更されるだけでTrackMark扱いになるのは少し不便かと思ったが、重要な地点でなければ修正する必要はないという判断でそうなっているのだろう。

いずれにしても、あとからTrackPointの追加ができない、その位置変更もドラッグドロップで直感的にできないのは不便だ。その他にも、Trackのcsv読み込みができない、Trackに沿った形での現在地から目的地までの距離表示ができない、到達予定時刻が表示されないのは痛い。GPSモジュール側では直線距離についてのそれが表示されるが、それでは周回ルートの時など全く意味をなさなくなってしまう。これらを総合すると、Trackモジュールは全体的に機能不足の感が否めない。それ以外のモジュールの出来が必要十分なだけに残念なところだ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

GPSPilot Tracker (8) GPSを使う

GPSの設定は簡単だ。シリアル接続の場合はつなげてから、Bluetoothの場合はGPSの電源を入れてから、GPS-Detailメニューを選ぶ。

prefgps.jpgするとこのような画面になる。右側真ん中、GPSと書かれた部分をタップするとGPSの種類が出てくるので、自分の持っているGPSに合わせてえらぶ。その他の画面はだいたい見て分かると思う。ちなみに本来であれば、gpsが接続されると、時刻表示の横に小さなアイコンが現れ、そのボタンを押す事によってGPSから取得した時刻にPalmの時刻を合わせる事ができるらしい。ただしそれは、時刻のずれが1分以上あった場合のみ有効で、私のPalmはまだそんな大きくずれた事が無く、だからまだ検証はしていない。

ちなみに上の図の状態でメニューを出してみよう。このメニューの中には、Auto off/Stay onという重要なメニューがあある。これはGPSとつながっている時、Palm標準機能の電源オートオフを有効にするのかしないのかを設定するものだ。状況に合わせて設定しよう。

gamegps.jpg左の図はGPSと接続した状態で、実際に動きながら撮った図だ。上段は左から現在地から目的地への方向、目的地の名前、現在地から目的地への角度、目的地への距離、そして現在速度から計算した目的地までかかる時間である。

残念な事に、これらはあくまで目的地までの直線距離や直線方角となる。左図ではあらかじめ登録したルートが赤く描かれているが、ルート上の残りの距離を表示してくれるわけではない。GPSモジュールとしては現在地と目的地を一直線で結ぶ機能しか無く、Trackモジュールは関係ないというわけだ。

下段は、左から現在補足している衛星の数、現在実際に移動している方向、現在スピードである。地図の真ん中に書かれている赤い矢印アイコンは、現在位置及び現在移動している方向となる。

目的地は例によってPOIから選択する。設定するには、左上の矢印アイコンを選択し、「Replace」メニューを選べばOKだ。

なおGPS接続中は、強制的に現在地が地図上で表示される設定になっている。現在地から遠く離れた場所を地図で表示させたい場合、いったんGPS接続を切る必要がある。このときもGPS-Detailメニューを使ってGPS接続を切る。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

GPSPilot Tracker (7) POIを地図上に表示する

dispref.jpg登録した地図の表示は、「Preferences」メニューから設定する。POIは一pdbファイル毎に四つの属性のうちどれかが割り当てられる。すなわち、Landmark, City, Airport, NavAidのいずれかだ。POIを地図上に表示する設定はこの属性毎に行う。左の図はNavAidの属性を持つPOIをアイコンで表示するよう設定している。

icondis.jpgすると地図上では左の図のような表示となる。分かりにくいかもしれないが、白黒のアイコンでいくつかの場所が表示されている。

便利な事に、この表示設定は縮尺毎に異なったものを割り当てる事ができる。上の図は7万図であるが、今度は20万図を表示させた状態で「Preferences」メニューを起動し、NavAidの「Text」だけにチェックを入れてみる。

textdis.jpgするとこのように表示される。これで20万図ではテキスト表示、7万図にはアイコン表示というように記憶された。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

GPSPilot Tracker (6) 検索用住所データを登録する

ここでは国土地理院の公開している街区レベル位置参照情報を利用して、Trackerで住所検索を行う方法を紹介する。このデータは番地まで含まれているが、PDAのメモリや処理速度の関係で適度に間引きしなければならない。そうして間引きしたデータを、Topographerを用い、Trackerの読めるPOI形式ファイルに変換するのだ。

poiken.jpgまず街区レベル位置参照情報からデータをダウンロードしてこよう。世界測地系と東京測地系の両方あるので、世界測地系の方を選ぶ。ここで広い範囲を一気にダウンロードすることも可能だが、いずれにしても最終的には市区町村毎に一ファイルの形でダウンロードされる。しかしTrackerで扱う場合、一都道府県毎に一ファイル作成するのがもっとも使い勝手が良いと思われる。そうすると、左図のように都道府県がカテゴリーとして認識され、検索スピードを向上させるだけでなく、ファイルサイズも大きく間引きできるのだ。

というわけで、まずは市区町村毎のcsvデータを都道府県毎に一つにまとめる。(私はpacktextというツールを使わせて頂いている。)次に、好みに応じてデータを間引きする。間引きには、私はCHGFLDというツールを使わせてもらっている。この種の作業には表計算ソフトより遥かに適していると思う。

chgfld.jpgchgfldで開くとこのような画面になる。一レコード毎に「静岡県」というフィールドを持っているのが分かるだろう。都道府県はカテゴリで持たせる予定なので、このフィールドは必要ない。また、座標系番号、XY座標、住居表示フラグ、代表フラグも不要。これらのフィールドを一気に削除する。必要なのは都道府県名を除いた住所表示と経度緯度だけだ。

必要なデータが揃った。だが、この状態ではファイル容量が30MBもある。ここからどんどん間引きしてデータを削いでいくのだが、具体的にどこまで削るかは各自の判断という事になる。私の場合は、例えば二桁の番地なら、10,30,50というように、20番ずつのデータだけ入力している。こうしておおまかな範囲にジャンプする事ができれば、他の番地は簡単に地図上から探せるので、実用上不便は無い。いっそのこと番地をすべてカットしてしまっても、使い勝手はあまり変わらないだろう。

実際の削り方のヒントに触れておく。ChgFldには数字の左側に0を付加して、すべてのフィールドの桁数をそろえる機能があるので、これを使うと良い。例えばすべての番地を10桁の数に揃えたとする。ここから一桁の番地を抽出するには、0が9個連続して存在するフィールドだけを抽出すれば良い。ニ桁なら8個だ。そうして桁数毎にデータを分ければ、より細かい抽出がやりやすくなる。

面倒なように思えるかもしれないが、一都道府県毎に作成できるし、一回作ればそうそう作り直すようなものではないので、地図作成よりは遥かに楽だ。

データの間引きが完成したら、Topographerの指定するデータの並び順に変更し、読み込ませればpdbファイルが出来上がる。

※5.6からTopographerを使わずにPOIをインポートできるようになった

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« July 2004 | Main | September 2004 »