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GPSPilot Tracker (5) POIを使う

POIとはPoints of Interestの略。地図上の任意のポイントを記憶し、管理する事ができる。

Trackerは、4つのほぼ独立したモジュールで構成されている事は既に述べた。このうちの3つ、すなわちTracking(Log)、Mapping、GPSについては該当するメニューが用意されており、ここからそれぞれのモジュールにアクセスできる。

それに対してPOIモジュールへのアクセス方法はちょっと変わっている。画面中央ののクロスアイコンをタップし、プルダウンで出てくる"Center on.."というメニューがそれだ。これはショートカットではなく、POIsモジュールへの正式な入り口となる。POIの新規作成や編集、削除もこのメニューから入って行う。

これがPOIのトップメニューだ。登録されているPOIの一覧が表示されている。ここで「那須サファリパーク」をタップしてみる。

次の画面に移動した。OKボタンを押せばその地点までジャンプする。Editボタンはこのポイントの編集、Delボタンは消去する。Listボタンでは前の選択画面に戻れる。

新しい地点を登録したい時は、クロスアイコンの中心と登録したい地点を合わせてから、同様に"Center on.."をタップし、今度はNewボタンを押す。

すると、データ名にタイムスタンプが自動的に入力され、経度緯度情報も自動的に入力された状態で登録画面が出てくる。単にログ的な情報であれば、このまま余計な入力をせずにすぐ登録できる。

もちろん、もっと詳しく編集する事もできる。その際の各フィールドの構成はこんな感じ。一番上、「那須道の駅」と書かれたフィールドはデータ名、その下の「道の駅」と書かれた短いフィールドは表示名と考えられる。厳密な使い分けは特に設定されていないようだ。例えばデータ名は自動入力されるタイムスタンプを使い、表示名に名称を入れても良い。また、データ名に住所を入れ、表示名に人や会社の名前を入れても良い。リスト画面では両方表示され、ポイント編集画面では表示名が優先的に表示されるが、もし表示名がなければデータ名が途中まで表示される。つくづく柔軟というか、ユルユルのソフトだ。

住所録カードのアイコンは、Palm標準のアドレスブックを呼び出し、その住所から電話番号をWeb経由で調べる為のボタン。日本では使えない。

右上のプルダウンメニューでカテゴリーを決められる。新しいカテゴリー名もここで作る。

左下のDrawボタンを押すと、簡単な落書きが登録できる。クリエならここに写真を貼付けられるらしいが、他の機種ではできない。以上、必要な入力を終えた後にOKボタンを押せば、元の地図画面に戻る。これで登録は終了。

今作成したポイントをもう一度表示させてみた。このポイントは表示名が入力されているのでそれが表示されている。無ければデータ名が途中まで表示される。

また、POIの新規登録はハードボタン4(メモ帳ボタン)でも入る事ができる。GPS使用時などに、現在地点を素早く登録できるので便利だ。ただ、Cancelボタンが無いのが玉に傷である。誤ってメモ帳ボタンを押してしまったとき、取り消す方法が無い。押してしまったら最後、何が何でもポイントを作らされるはめになる。

もう一つ文句ついでに言えば、POIデータをPCで使い回すには、有料のTopographerが必要。割高感が残る。

※5.6からTopographerを使わずにテキスト形式でインポートできるようになった

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GPSPilot Tracker (4)地図を使う

地図のインストールを終えたら早速使ってみよう。地図の移動はスタイラスドラッグで行う。移動したいところが現在表示されているところからかなり遠い場合は、Map-Listで目的地が含まれている地図を選択しても良いし、POIメニューで登録した地点までジャンプしても良い。POIは後回しにして、ここでは縮尺の切り替え及びズームを説明する。

縮尺の切り替え

画面右下には、画面の横幅の半分の長さが何kmに相当するかが表示されている。この数字の部分をタップする。

すると、現在表示されている地図の中心の経度緯度を表示できる地図の一覧が表示される。外部メモリにある地図の場合は「ディレクトリ名/地図名」で、pdbファイルはファイル名のみ表示される。

この例では合計6つの縮尺をインストールしている。標準で付いてくる世界地図のWorldN(これは削除できない)、20万図、7万図、2万図、1万図(以上外部メモリ)、5千図(pdb)だ。これ以上いくつの縮尺をインストールできるかは分からないが、おそらくメモリが許す限り上限無くインストールできるのものと思われる。

タップすればその地図に飛ぶ。

Tungstenの場合は、スクロールの左右ボタンで次々に移動できる。非常に便利だ。

プリセットボタン

インストールされている縮尺の数が多い場合、よく使う縮尺を3つまでプリセットボタンに登録する事ができる。プリセットボタンは距離表示の上にあるアイコンだ。

プリセット1に20万図を割り当てた。

プリセット2には2万図を。右下のプリセットボタンが変わっているのに注目。

プリセット3は虫眼鏡アイコンになる。1や2と違って、ここにはインストールされている中で一番細かい縮尺が強制的に登録されてしまうようだ。

プリセット間の移動は画面上のプリセットボタンを押してもできるが、ハードボタン3(ToDo起動ボタン)を押しても切り替える事ができる。というか、むしろその為の機能だろう。

登録するには、登録したいプリセットの番号が表示されている状態で、距離表示部をタップして登録したい縮尺の地図を選択すれば良い。いったん登録すればあとはハードボタン3で次々に切り替える事ができる。

ズームとオートズーム

ここでいうズームとは、今表示されている地図をそのまま拡大したり縮小したりする機能で、小さい文字を読みやすくしたり(拡大)、キャリブレーション時に遠くまで移動しやすくしたり(縮小)できる。

操作はハードボタンの上下スクロールで行う。どんなに拡大・縮小しても、地図ファイルは切り替わらない。ただしこれはプリセットモードが1と2の時のみ。

プリセットモード3、つまり虫眼鏡アイコンの時は、ズームと縮尺切り替えが混在するようになる。ある程度の範囲までは画像を変えずに拡大・縮小するが、それ以上になると自動的に縮尺が切り替わる、一種のおまかせモードといったところか。

5千図→一万図→二万図→二万図縮小→七万図

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GPSPilot Tracker (3)地図のキャリブレーション

ここでは用意した地図画像ファイルを実際にTrackerに読み込ませ、キャリブレーション(位置合わせ)する手順を紹介する。

外部メモリにBMP,GIFファイルとして置く場合

この場合、位置合わせするポイントは最低三つ必要になる。ただしそのポイントは、地図画像の中のどこでも良い。例えば地図中の郵便局やガソリンスタンドなど、経度緯度を調べやすい目印でキャリブレーションできる。多くのPDAソフトでは四隅の経度緯度を入力する事となっているようだが、切り出した地図の四隅の位置情報を得られるかどうかは、地図ソフトや切り出しツールの仕様に依存する。図中の任意のポイントでキャリブレーションできるのは、より様々なシチュエーションで切り出した地図に対応する事ができるだろう。

地図と位置情報ファイルの構成もシンプル。例えばtokyo.bmpというファイルの位置情報なら、その位置情報を記したテキストファイルをtokyo.geoというファイル名で保存し、地図と同じディレクトリに置けば良い。geoファイルを作成するにはTracker上で行う方法と、直接エディタで作成する方法がある。

Tracker上でgeoファイルを作成する

この方法はTracker内部のPOIデータを参照しながらgeoファイル(その地図画像の座標と経度緯度を記したテキストファイル)を作成するという流れになる。

1. 外部メモリに切り出したBMP/GIFファイルをインストールする。ディレクトリは/GPSPilot/縮尺毎のフォルダ/。

2. Trackerを起動し、Map-Listメニューをタップ。マップリストの中からキャリブレーションしたい地図名をタップする。

3.キャリブレーションしたい地図が表示されたのを確認し、Map-Calibrateメニューをタップする。これでキャリブレーションモードに入った。

4. 地図をスクロールし、画面中心のクロスアイコンと、位置合わせするポイントを正確に重ねる。この時の地図が大きな地図ファイルで、遠くまでスクロールする必要がある場合、ズームボタン(T3の場合は上下ボタン)を使って縮小表示するとラクだ。ただし、次のステップに進む前に、元の倍率に戻すのを忘れないこと。

5. 重なったら、クロスアイコンの中心をタップする。するとCenter on..というメニューが出てくるので、そのメニューをタップする。

6. すると、POIsメニューになる。ここは例えば自分の家とかこれから出かける先とか、マークしておきたい位置情報を管理する画面である。ここで右下にあるNewボタンを押し、新しい位置情報を作成する。

7.4でクロスアイコンと重ねた地点の経度緯度を、地図ソフトで調べ、 左画面のように入力する。表示形式は度分秒だ。名前やカテゴリは適当なもので良いが、キャリブレーションが終わったらこのPOIは不要になるので、管理しやすい名前やカテゴリを選ぶと良い。入力が終わったらOKを押す。

8. すると元の地図画面に戻る。ここで一つ目の位置合わせの終了だ。ただしまだキャリブレーションモードの途中である。最低限必要なポイント数は三つ。三つ以上登録し終わるまで、4から7までのステップを繰り返す。

9. 全て終了したら、再びMap-Calibrateメニューをタップする。これによりキャリブレートモードから抜け出し、通常モードに戻る。地図の位置合わせはこれで終了し、地図ファイルと同じディレクトリに、「地図ファイル名.geo」というファイルができあがる。これが今作成した位置情報となるので、万が一の為にPC等にバックアップをとっておいた方がいいだろう。

以上の手順は実は、新規POIを作成するという作業とgeoファイルを作成するという作業を同時並行的に行っている。通常はPOIデータとgeoデータは独立した関係にあり、お互いに影響を及ぼさない。それがキャリブレーションモード時のみリンクされ、POIデータを参照しながらgeoデータが作成される仕組みになっている。geoデータや地図データが存在しなくともPOIデータは作れるから、地図画像をインストールする前に、キャリブレーションに必要なPOIを予め作成しておいても構わない。新規POIを作成するには、上記の4-7を繰り返すだけである。この場合、クロスアイコンが地図上のどこを指しているかは気にしなくて良い。全く地図のない空白画面でも良いし、あるいは世界地図のアフリカ辺りを指していても構わない。POIデータは地図データ(geoデータ含む)とは独立した関係にあるからである。

すべて作業し終わったらメモリーカードの中の地図ファイルが置かれているディレクトリを見てみて欲しい。「画像ファイル名.geo」というファイルが新しく作成されているはずだ。このgeoファイルはパソコンのテキストエディタを使用して直接記述する事もできる。この場合、POIはまったく使わないので、キャリブレーションの為だけにわざわざPOIを作成する必要は無くなる。

エディタでgeoファイルを作成する

テキストエディタで直接geoファイルを書く場合の書式は以下の通り。

rpi=”緯度, 軽度, Y座標, X座標”

緯度経度はdd.dddd(度.度)の形式で記述する。これはGarmapCEのビットマップ記述ファイル(mapinfo.dat)と同じ経度緯度の表示形式となる。だからGarmap用の切り出しツールを使用して地図を切り出してきたならば、同時に生成されるmapinfo.datから画像の左上と右下の経度緯度をコピーペーストすることができる。もっともTrackerは最低三つのポイント記述が必要だから、最低でももう一つどこかの座標と経度緯度を拾ってくる必要があるのだが。合計四つのポイントを記述した例は次のようになる。

rp0="45.2201119,5.6913610,41,1501"
rp1="45.1977196,5.6908336,1036,1528"
rp2="45.1997528,5.6441665,1007,58"
rp3="45.2158318,5.6461110,286,94"

ポイント数は最大10個まで(rp1-rp9)のようで、それ以上読み込ませるとエラーになる。三つ以上10以下の範囲に収まるポイント数を記述すること。

なお参考の為、度分秒形式(dd°mm'ss.ss'')から度.度形式(dd.dddd)に変換する計算式を記しておく。

X度Y分Z秒(度分秒形式)=X+Y/60+Z/3600(度.度形式)

例:36度57分15.04秒
36+57/60+15.04/3600=36.95417777777778

こうしてできたテキストファイルを「画像ファイル名.geo」というファイル名で保存し、メモリーカードの中の該当する地図画像と同じディレクトリにインストールすれば作業は終了。特にTracker上で作業を行う必要は無い。

pdbファイルを作成する

前述の通り、専用pdbファイルは内部メモリにしか置けない。ベクターデータでもないので、容量もそれなりに消費する。現状ではあまりニーズが無いと思うので、説明は割愛する。

以上三種類のファイルは、一つのPDAの中に混在していても構わない。

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GPSPilot Tracker (2)用意する地図ファイルの種類

まず市販のPC用地図ソフト等を用いて、地図の画像ファイルを用意する。Atlas、Trackerでは次の三種類の形式を読み込める。

1.BMPファイル

BMPファイルの場合、必ず256色でなければならない。それより多い場合、少ない場合は汎用の画像ソフトを用いて256色もしくは256グレイスケールに変換しておく。

BMPは必ず外部メモリーにインストールすること。SDカード等のルートにGPSpilotという名前でディレクトリを作成し、その中に縮尺毎に分けたフォルダを作成する。フォルダ名は適当でいいが、縮尺の分かるフォルダ名にするのがいいと思う。例えば20万、7万、2万という地図の組み合せで使用するなら、それぞれ20,7,2というように名前をつけ、該当するファイルを入れる。以下は一例。

  • 外部メモリ
    • GPSPilot
      • 20man
        • kouiki.bmp
      • 7man
        • kita-kantou.bmp
        • minami-kantou.bmp
      • 2man
        • minami-saitama.bmp
        • kita-tokyo.bmp
        • minami-tokyo.bmp
        • kita-kanagawa.bmp

一枚の地図の大きさに特に制限はないが、m505クラスであれば、一枚辺りの地図はせいぜい20MBぐらいになるよう分割した方がいい。サイズが大きくなるとスクロールが鈍くなるからだ。10MBクラスならまあまあ快適なスピード、15MB程度で実用、20MBで許容範囲と言ったところか。

対してT3クラスならば、一枚あたり200MB級の巨大な画像ファイルでも気持ちよくスクロールしてくれる。PIMソフトでは実感できないT3の圧倒的なパワーを見せつけられる感じだ。

2.GIFファイル

基本的な扱いはBMPファイルとまったく同様だが、最初にTracker上で表示したときにtocという拡張子のファイルを作るのが特徴。これはGIF読み込みのパフォーマンスを挙げる為の設定ファイルのようなものらしい。このtocファイルを作成する時に非常に時間がかかるので、いざという時にイライラしないよう、家で作業しているうちにtocファイルまで作ってしまおう。
いったんtocファイルが作成されても、やはりスクロールは少しもたつく。T3のパワーを持ってしてもちょっとひっかかりがあり、m505だと全く実用にならない。容量は256色BMPの半分程度にはなるが、個人的にはスクロールの速いBMPファイルをお薦めしたい。

3.pdbファイル

無料のCartographerを使って、専用のpdbファイルを作成する方法。BMPよりスクロールが速く、m505でもサクサクとスクロールする。が、置き場所が内部メモリに限られているのが泣き所。仮にMSMount等のユーティリティを使用して外部メモリに置いたとしても、結局全pdbファイルをいったん内部メモリに読み込みにいってしまうので、エラーが出てしまう。T3等の速い機種ではほとんど使い道が無いだろう。

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GPSPilot Tracker (1)概要

gpp.jpgPDAで地図及びGPS。クリエならルプラン、PocketPCならmio168モバイルアトラス等揃っているから、どうしてもというなら素直にそれらを買えばいいだろう。では、クリエではないpalm製品を使っている場合はどうしたらいいか。私はGPSPilotのTrackerというソフトを推薦する。

TrackerはGPSをサポートしたPalmOS用の地図ソフトで、シンプルで柔軟なのが特徴だ。地図ファイルを自分で用意しなければならないのがなんとも辛いところなのだが、その代わり、地図を取り込む為の仕組みは非常に柔軟にできている。

まず取り込む地図ファイルの大きさはまったく自由で良い。小さい画像ファイルをたくさん用意してもいいし、200MB級の巨大な一枚地図でも構わない。TungstenT3だと、200MBの巨大な地図でもサクサクとスクロールしてくれるのだから驚きだ。

また、複数の画像ファイルを用意する場合、それらは必ずしも隣接していなくともよい。例えばAというファイルとBというファイルとで重複する領域があっても両方同時に表示してくれるし、その間に隙間があってもそこだけ空白にして両者ともきちんと表示してくれる。

例えばこういう使い方もできる。日本全国、ところによって地図が入っていたり無かったりと細切れの状態だったとする。地図の無い区間であってもGPSで現在地表示や目的地点表示、トラック表示は可能だ。それで移動中に地図のある区間に入ってくると、そこの地図が表示される。また地図の無い区間になるとトラックや現在地表示だけになる。そんなアバウトな使い方のできるソフトなのだ。

地図の縮尺についても、予めうるさい制限は一切無い。1/1000でも1/80万でも、自分で用意できるのなら好きなものをインストールできる。同一縮尺の地図が何枚もある場合、それを一つのフォルダにまとめておけば、その中のファイルはすべて同一縮尺の地図として解釈されるようになっている。縮尺の数は原則三つまでとなっているが、実は4つでも5つでもちゃんと認識してくれたりする。三つというのはただ単にハードボタンで正確に縮尺を切り替えられるという意味であって、スタイラスでポップアップ選択するならいくつ縮尺があっても表示できる。

インストールするpalm機器やGPSレシーバーもほとんどのハードを選ばない。GarminのiQue3600にも対応しているし、TungstenT3のハイレゾ及び5-wayボタンにも対応済み。GPSも東京測地系以外のものならほとんどのものに対応している。もちろんBluetoothでもOKだ。

Trackerは四つの独立したモジュールで構成されていると考えればよい。

・Mapping 自らの位置情報を持つ地図画像ファイルを表示するモジュール
・POIs 位置情報のブックマーク。お気に入りの店、友達の家など好きな場所を登録する。
・Tracking トラックログ情報を持つ。POIとは別のポイント情報を線でつなげる。スピードや距離の計測機能あり。
・GPS

基本的にはこれらは相互に独立しているので、モジュール単独で使用する事もできる。例えばナビ目的であれば、地図がなくともTrackingモジュールとGPSモジュールだけでもかまわない。知らない土地で目的地に着くだけならこれだけでも十分役に立つ(特にクルマの場合)。とにかく山頂目指して直登するならPOIとGPSだけでもよいだろうし、その三つを組み合わせてもよい。ある程度土地勘のあるところを細かく歩き回るなら、MappingとPOIだけで事足りるだろう。

ちなみに日本の住所検索もPOIで行うことができる。国土地理院が詳細な住所の経度緯度情報を公開しているので、それを読み込ませればいい。このように、海外ソフト故に日本の地理データを持たない代わりに、その辺に転がっているデータを好き勝手に読み込ませて自分だけのシステムを作れるという自由度がある。これに対して市販の地図ソフトだと、細かい使い勝手の面で不満が出てくる事が多々ある。コンピュータならできて当然と思う事がなぜかできなかったり、そのくせ子供の手を引くような余計なお世話的機能は満載だったりもする。この辺は技術というよりセンスの問題だろう。シンプルで、的を射た機能の絞り込みをしながら、自由度が高いというアメリカ流ソフトづくりを堪能できるはずだ。

以下、順次Trackerの使い方を説明していく。気に入ったらレジストしてみて欲しい。なお、同社のAtlasというソフトはTrackerからTrackingモジュールを取り払ったもの(現在位置表示はできる)だ。Trackingモジュールが不要ならAtlasでも良いが、差額アップグレード等はできない。

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読んでるこっちが恥ずかしい

あほらしいスパムメールをご紹介。こんなのをいい年こいた男が一生懸命書いているのかと思うと哀れの一言。

>From: winter_land_c@yahoo.co.jp
>Subject: 初めまして。浮気相手を探している主婦です。
>Date: 2004年7月2日 19:02:52:JST
>To: winter_land_c@yahoo.co.jp
>
>いきなりのメール失礼致します。
>どうも初めまして。奈津子といいます。
>結婚して4年、目下26歳です。
>受付やってたんですが、何故か26歳年上の社長に目をつけられて
>結婚しました。でも、えーとですね、主人の年齢が年齢なので
>私、セックス面でとても満たされない日々を送っています。。
>もとから人並み以上にエッチが好きってのもあるんですけど、
>いますっごくしたくてしょうがないんです。。
>どうしても我慢ができなくて、ネットで相手を探していたところ、
>近い場所に住んでるらしい貴方を見つけて
>こうしてメールしている次第です。
>主婦という立場上、秘密厳守での関係を持ちたいと思っているのですが、
>そちらとしては何か希望する条件はありますか?
>私、仕事はしてないんですが、お金とか全然平気です。

お次はもうちょっと巧妙。Toはちゃんと私宛のアドレスになってるし、人口の多い東京をターゲットにしつつも、旅行が趣味だからアナタがどこ住んでてもOKヨ、みたいな。

>From: i_would_like2001@yahoo.co.jp
>Subject: C?a`?[?o^?I´?¶?ss?U¨?μ?A¨??
>Date: 2004年6月16日 19:49:59:JST

>はじめまして☆平田と申します。えーとですね、
>以前メル友募集してましたよね??その書き込みに
>とても興味を持っててアドレスを控えてたんです。
>ちょっと前の書き込みだっでしたけど。
>ぜひぜひ仲良くなりたいと思ってるんです☆
>自己紹介を致しますね☆
>平田智美、22歳でフリーターをしております♪
>住んでいるのは東京ですが、フリーターという立場上けっこう色々な
>トコロに旅行に行っとります♪
>趣味は旅行以外では読書で、好きな作家は筒井康隆さんです。
>スリーサイズはまだ言わないほうがいいかな(笑)?
>そんなワケでして、平田、お返事待っております!
>趣味や、どこに住んでるのか教えて欲しいです☆
>あ、あと何て呼んだらいいでしょうか?平田のことは、
>平田と呼んでください☆

もっとあるけどアホらしいのでこの辺で。

このテのスパムメールで何がイヤかっていうと、どうにかして人を騙してやろうっていう、そういう陰険なところ。同じスパムでも「バイアグラ!あなたの○○○を強化!」とか、「男女出会いの場!」みたいに、そのものストレートなスパムがかえって気持ち良く思えるぐらいだ。みんなたくましく生きてるんだな〜みたいな感じさえする。そうじゃなくて人を騙すようなスパムを見ると、「ぼくこんなことでしか食ってけないんです、すみません」とかウジウジ言われてるような気がして、心底ウザくなる。

そういえば韓国に行った時、偽物ブランドについては最初にきちんと「これは偽物だが、モノはいい。しっかりしてる。」とか説明してくれるのにびっくりした。最初から偽物とわかっててお金を払うなら、これは騙した事にはならない。それに対して日本では、よく知らないが、偽ブランドを本物と偽って売る事がよくあるらしい。これは単なる詐欺だ。関係ないかもしれないけど、何かそういう違いを思い出してしまった。

もっとみんなたくましくならなきゃいかんのかなと、自分自身への言葉も含めて。

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禁煙セラピー

今、私の周囲ではちょっとした禁煙ブームだ。発端はアレン・カー著「禁煙セラピー―読むだけで絶対やめられる」という本。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4845405059/

この本によって苦もなく煙草をやめる人たちが私の周りで続出中なのだ。中には、本を読んだ人がその内容を口頭で紹介するだけでやめてしまった人もいる。私もまだ読んでおらず、内容だけ又聞きしたのだが、それだけでもタバコから手が遠のいてしまった。ものすごい伝染力の本である。

内容的には、自己啓発セミナー等で使われる「洗脳」手法をふんだんに用いている。そういうのに詳しい人なら、どういうスイッチを使っているのかすぐに理解できるだろう。ただ、例えば同じ医者でも名医とそうでない医者がいるように、この著者はセラピストの中でもかなり優秀なのだろうと思う。カラクリを知っている人にとっても、ものすごい説得力を持っている。

ただ、そこまでのカウンセリング能力を、禁煙などに使ってしまっているのがなんとも惜しい。この著者は他に、禁酒やダイエットの本を書いているようだが、そんな事が人生の最重要課題である人はごく一部だろう。ダイエットダイエットとうるさい女性たちが実はたいして太っていないように、解決すべきはその肉体よりもむしろ、ダイエットという強迫観念そのものだったりする。この著者の能力を持ってすれば、そういった強迫観念を持つに至った人生全体のプロセスを明るみにし、優しく取り去る事も容易いように思える。

ダイエットに比べれば禁煙はもっとプライオリティが高いかもしれない。だが約束してもいいが、禁煙によって劇的に人生が変わる事などあり得ない。友人の一人は禁煙によって菓子を食べる量が増えたと言い、ある一人はストレスで胃が痛くなる事が多くなったという。結局今日もまた、昨日と同じ問題で格闘し続けるわけだ。変わった事と言えば煙があるかないか、ただそれだけである。

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若い人、もっと若い人

レンタルビデオショップを経営する知人から面白い話を聞いた。彼が接するバイトや客のうち、今の若い人たちはパソコンができないというのだ。まずネットで検索するという発想があまりないらしい。彼は、これはひょっとして携帯のせいかもしれないと言っていた。

確かに携帯電話ならば、「公式サイト」等と称して、それのディレクトリを掘っていけばたいていの情報は見つかる。アプリも着メロもガイダンスに従って選んでくるだけである。よく言えば管理の行き届いた、悪く言えばお仕着せの情報ナビゲーションに慣れきっているのであろう。

この世代、具体的には20からその前半ぐらいの年代は、i-modeや写メールといった、携帯文化花盛りの時期を過ごしてきたが故に、携帯への依存率が相当高いのではと思うのだが、どうだろう。これは私自身の社会人経験の時期とも一致している所があり、社会に出て携帯を持たないなんてとんでもないというような風潮や、持っている機種によって恥ずかしいとか恥ずかしくないとか、いい年した大人達が真顔で言い合っていたものである。

今やそのような時期も過ぎ去りつつある。NTTさえも「公式サイト」への囲い込みから脱却し、携帯から一般サイトへのアクセス方法を模索する時代となっている。きっと私たちの子供は、携帯に対してもっとニュートラルな観点を持てるようになるに違いない。私たちオジサン世代は、「子供に携帯なんぞとんでもない」と顔をしかめるし、今の20代前半なら「子供に携帯を持たせないなんてとんでもない」と言うかもしれない。そのどちらも時代遅れの発想になる時期が、今到来しつつあるように思う。

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ネットと子供

ある日、子供がしょんぼりして帰ってきた。

話を聞くと、保育施設にあるパソコンで、見てはいけないものを見てしまったらしい。この時、子供達の間でネット上のフラッシュを見るのが流行っていて、NOVAウサギやドラえもんのフラッシュを見ていくうちに、知らずにグロ系のフラッシュを踏んでしまったらしいのだ。知っている人は知っていると思うが、こういうのは大人が見ても思わず目を背けたくなるようなショッキングな画像ばかりだ。それが今やNOVAウサギやドラえもんと同列に並んでいるのだから恐ろしい。

ちなみに我が家では、子供に対してはネットで検索する事を禁止している。まだ10歳にも満たないということもあり、今は親の与えたブックマークしか閲覧させていない。でないと、上記のように、どんな害のある画像や情報が突然出てくるか分からないからだ。ところが驚いた事に、小学校では既にネットで検索する方法を教えているという。早くも三年生の授業でだ。

確かにネットで検索するという行為はむしろ推奨されるべき事で、海のものとも山のものとの分からない情報の海の中から、主体的に情報を選び取る事は、これからの現代人にとって必須教養となるだろう。ただしそれも善し悪しで、いくら自由とは言え子供が見てはいけないものがゴロゴロしている現実の中で、野放しにネットを使わせるわけにはいくまい。最低でもフィルタリングソフトの導入は必須だと思う。

ところがこれが、なされていない。それどころか、その授業に対して、先生もお母さんがたも何の危機感も感じていないようだった。きっと彼女らは、いかに酷いものが転がっているか、ご覧になった事がないのだろう。全ての人がそれほどディープな情報に辿り着いているわけではないのだ。しかし、子供の能力を軽視してはいけない。私の子供はもちろん十分な知識があるわけではないが、例えばフラッシュに埋め込まれた隠しボタンなどは私よりずっと上手く見つける。彼らがひとたび検索の技術を身につければ、一般的なお母さん方のあずかり知らぬ深い暗い領域まで、あっという間に辿り着くであろう。

少し話は逸れるが、お父さん方が教育に参加していないのも、この無防備さの一因になっているのではないだろうか。平均的にはお母さん方よりはお父さん方の方がネットに詳しいと思われる。できるだけ学校教育の場に参加し、まだよちよち歩きの段階にあるネット教育を、適切に指導強化していく事が緊急に求められているように思えてならない。

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あまりにできすたソフト不具合対処法

GraphicConverterで不具合に遭遇した。BMPファイルに変換するとき、エラーが出て保存できなくなってしまうのだ。後日書こうと思うが、愛用しているpalmソフトがBMPしか認識してくれないので、これには大変困ってしまった。

仕方がないので、解決に数日かかる事を覚悟でGraphicConverterのサポートにメールを出した。レジストしている日本の代理店は技術サポートはしてくれないようなので、本国に直接メールだ。

「これこれこういうエラーが出ます。何でもいいので対処法のアドバイスを下さい。」

するとまもなく返事が返ってきた。

「初期設定ファイルを捨てて下さい。それでどうなりますか?」

ひょっとしてこれってマニュアル通りの対応…?嫌な予感が走る。

「実はもうそれはやってまして、それでもダメなんです。他のアドバイス、ありますか?」

また間もなくして返事が返ってくる。ここまでは迅速だ。

「その問題が起こっているファイルをこちらに送れますか?」

送れますかって、さくっと50MBぐらいあるのだが。
まあいい、こんな時の為に.Macに加入しておいて良かった。.Macは問答無用で100MBのディスクスペースを付けてくれるので、ちょこちょこサイトを作っていても80MBぐらいの空きは余裕である。

「ここで問題のファイルをダウンロードして下さい。多分、そちらの環境では上手くBMP保存できるのではないでしょうか。その際はまた別のアドバイスをお願いします。」

と、幾分先回りするような事を書いて他の作業をこなしていると、また返信が来た。

「バグを確認してフィックスしました。送ります。」

は?さっき返信してからまだ1時間半ぐらいしか経っていないのだけど…。そんな短時間でバグフィックスして何を送ったの?

まさかと思ってメールを確認すると、確かにGraphicConverterそれ自体が添付されている。公開されているよりも0.0.1だけ新しいバージョンだ。この時点で私は、GraphicConverterの最新版を手にした世界で唯一のユーザーになってしまった。こんな迅速で、でも型破りなバグフィックスは初めて見た。

かくして当然のごとくバグは解消され、無事にBMP保存できた。それも、かつてできていた時よりも格段に速いスピードで。

昨日書いたLiFE with PhotoCinemaの対応とこのGraphicConverterの対応との、この天地程の差はいったいどこから来るのだろうか。かたや2万のソフト、かたや5000円でお釣りが来るソフトなのにこの差である。デジタルステージにはLemk Softwareの爪の垢でも煎じて飲んで欲しい。いやそんなものでは生ぬるい、同じ爪の垢ならせめて足の親指ぐらいにはして欲しいものだ。

ただ、たまたま私がこういう対応を受けたからといって、Lemk Softwareに対して常に同じ対応を期待するのは理不尽だろう。個人的には、メールでの問い合わせは一営業日毎の返信でも仕方がないと思っているし、時間よりも最終的にどういう形に収まるかが一番大事だと思っている。迅速なバフフィクスを約束してくれて、その通りに行動に移してくれればそれで良い。そしてこの場合の迅速とは、2時間以内のバグフィクスとアップロードを意味しない。

GraphicConverter
http://www.lemkesoft.de/en/index.htm

GraphicConverter日本語版
http://www.bridge1.com/graphicconverter.html

デジタルステージ
http://www.digitalstage.net/

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